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チャガタイ語は中央アジアのテュルク系言語を基礎とし、それにペルシア語やアラビア語の語彙語法を加えた言語。チャガタイ・トルコ語とも呼ばれる。現在は死語である。 15世紀のティムール朝の時代を中心に中央アジアとイラン東部で発達した文語で、20世紀まで中央アジア、南ロシアなどの地域で使用された〔間野「チャガタイ語」『新イスラム事典』、336頁〕。13世紀から17世紀にかけて中央アジアに存在したチャガタイ・ハン国(チャガタイ・ウルス)に住む遊牧民の総称である「チャガタイ」に由来する〔V.V.バルトリド『トルキスタン文化史』1巻(小松久男監訳, 東洋文庫, 平凡社, 2011年2月)、216頁〕〔濱田「チャガタイ語」『岩波イスラーム辞典』、633頁〕。 == 特徴 == 過去に中央アジアで使用されていたカラハン朝トルコ語とがチャガタイ語の前身であると考えられているが〔、ホラズム・チュルク語がチャガタイ語の成立にどのように関連したかは不明な点が多い〔菅原「チャガタイ語文学」『中央ユーラシアを知る事典』収録(平凡社, 2005年4月)、335-336頁〕。 チャガタイ語はペルシア式のアラビア文字で表記される〔庄垣内正弘「カザフ語」『言語学大辞典』第1巻収録(三省堂, 1988年3月)、1148頁〕。語彙、シンタックスはペルシア語の影響を強く受けている〔。チャガタイ語の詩はテュルク系民族の伝統的な音節を単位とする韻律ではなくペルシア語の韻律に基づいており、ペルシア語、アラビア語の語彙を多く含むためにペルシア語詩の伝統を継承する文学と言える〔島田「タジク・ウズベク民族文学の創成」『中央アジアを知るための60章』第2版、113-114頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チャガタイ語」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chagatai language 」があります。 スポンサード リンク
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